撮影機材
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今朝はアラームが鳴るより早く目が覚め、寝癖のまま玄関に飛び出した。弟が通学用ロードのチェーンに固着した泥を嘆いていたので、愛用のディグリーザーと歯ブラシでスプロケットに泡を立てて磨く。
フレームに浮く水滴はまるでX-E2のトッププレートの梨地アルミを濡らす薄霧のようで、朝光を受けて銀色に煌めいた。
チェーンオイルの匂いを嗅ぎながらバッテリーを装填し、鞄にX-E2+Super Takumar 55mm F1.8を放り込み街へ。
午後は友人と合流、ハンバーガーを頬張りつつで野菜たっぷりの緑を渋く締める。
カフェに移動するとアンバーライトが木目カウンターに落ち、EVF越しにヒストグラムを確認しつつ−1EVでしっとりとした雰囲気と共にカフェラテのグラデーションを切り撮る。相変わらず「スマホでこんな色出ないよな」と感嘆しかなかった。
USB充電不可ゆえ残ったバッテリーはわずかだが、その不便さこそ写欲を明日へ繋ぐ儀式。
自転車清掃に没頭中、X-E2の位相差AF点さながらフレーム汚れが格子状に浮いて見えたのには苦笑したが、チェーンの輝きは開放F2.8のボケでこそ映えると力説する。
午後の撮影でも露出補正ダイヤルを弄りつつ好機を逃さず、RAW現像でVelvia風のビビッドも試したが、結局自宅にて彩度を抑えた現像を行った。やはり退色感が物語に馴染む。
SDカードを抜きカードリーダーに差す儀式で一日が完結。
X-E2と過ごすと、平凡な休日でも研ぎ澄まされるのは変わらないようだった。
いまさら? 今だからこだわりのX-E2








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