【感想】ジョン・ウィック、思い出に

日記
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ジョン・ウィックが上映開始してから一週間

前作『ジョン・ウィック:パラベラム』が4年前に上映され、今作『ジョン・ウィック:コンセクエンス』にて皆の脳裏に焼き付いている、あのジョン・ウィックが戻ってきた。

『ジョン・ウィック:コンセクエンス』の全世界での興行収入は、2023/09/28時点で4.32億ドル(645億円)であり、日本での公開3日間の興行成績も前作比166%と全速力で成績を伸ばしている。

コロナパンデミックと映画『マトリックス:レザレクションズ』の上映時期との兼ね合いで、劇場公開が延期されたものの、公開されてからファンの心をがっちりと掴んで離さないジョン・ウィックがそこにいた。

 

個人的な感想

クールな暗殺、寡黙なキャラクター、それでいて情熱的なジョン・ウィック。シリーズを通して「ジョン・ウィック」という芯の通ったキャラクターがスクリーンの向こう側にいた。

今作一番の見どころは、映画のキャッチコピーにもある「報いコンセクエンス」を受けるシーンであることは間違いない。善行や悪行の結果に得られるものは、時間が経とうと必ずやってくることをまざまざと見せつけられた。

ネタバレのない範囲で残すが、「ジョンは犬が好き」だ。この一文は『ジョン・ウィック』を見たことがある誰もが知っている周知の事実である。犬が好きと言っても、ただの犬好きではない。重度の、躊躇いなく人を殺せる犬好きだ。私はジョンが犬のための行いをしているシーンで、思わずにやけてしまった。

さて、他にも見どころはある。いや、見なければならないシーンがある。

スタイリッシュな暗殺劇こそ、雨あられのように息つく暇もなく描写されるのだが、当初ジョンが望んでいた日常とは程遠い惨劇である。

暗殺の世界へと帰ってきて、手を汚したまま足を洗うことが許されなかったため、今作がある。前作、前前作、そしてオリジナルの『ジョン・ウィック』では、己のプライドのために我々から見れば悪行でしかない行いをするキャラクター達へ復讐を繰り返した。

しかし、全ての行いに「報い」は伴う。

いい意味でも、悪い意味でも、キャラクター達が苦悩する様の先に見る光景こそ、『ジョン・ウィック』シリーズが人を恐ろしく引き付ける魅力が詰まっているのだ。ぜひ『ジョン・ウィック:コンセクエンス』を映画館で堪能してほしい。

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