撮影機材

いくらなんでも人が多すぎる

皆さんは花火大会といえば何を思い浮かべるでしょうか?
日が沈み、昼間の暑さがじっとりと残る中、皆がひたすらに空を眺めている光景を私は思い浮かべます。
昨今の実態としては、想像以上に密度が異常なのです。
以下の写真をご覧ください。


人人。人々が身を寄せ合って隙間を埋め尽くし、地面はTシャツに彩られています。
暗がりにまとわりつくのは熱気だけではありません。喧騒をかき分けて進んでいかなければならないのです。
皆楽しみなのか、若干の早歩きで進んでいきます。

私と友人は前回、誘導員に騙されました。東回りに行ったら中に入れるよと言われましたが、実態は西回りでなければ入り口はありませんでした。花火が上がる真っ只中に昭和記念公園の外周を走らされることになったのです。
しかし今回は1時間ほど時間の余裕をもっての到着です。焦りはしません。むしろ汗をかかないように、自制心が働いていました。


ですが、人の気配に気圧されて、結局ビールを開けてしまいます。

なんやかんやで、喫煙所を見つけたところでドローン群が上がり、ソーセージが弾けて、そろそろ花火が上がるか、そんなとき————。

皆が見上げる方角の真後ろ。
一発目の炸裂音。
すぐさま振り返ると木々が生い茂り、見えるはずがありません。しかし、花火は先の炸裂音を皮切りに、連続して上がり続けます。
どよめきが一瞬にして広がりました。恐らく皆、騙されたという気持ちと、焦りが一気に湧き上がっていたことでしょう。脇汗を滝のように流している姿が、暗い中でも簡単に察することができます。
そして立ち上がり、すぐさま行動を始める人々。


打ち上がる方向をアナウンスしておけよと。私はこのとき思いました。
その後





花火がすべて打ち終わる前に帰りました。
みんな疲れていました。
体が潰れそうになりながら帰りました。

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