- 立川は散歩に丁度良い街並み
- 落書きの出現頻度

つい先日、ある記事を読みました。
『オリジナリティのある写真は、撮影技法の前にテーマを決める』と言うものです。つまり、「どのように撮るか(技術)」よりも、「何を伝えたいか(テーマ・コンセプト)」を先に明確にすることで、自分らしい表現が生まれるということです。
具体的な例を考えるとするならば、「春」を撮影する場合、
- テーマがあいまいな場合(技法優先)
→「桜が咲いたから、綺麗に撮ろう」
→技術は良くても、どこか見慣れた印象になる。 - テーマが先にある場合(テーマ優先)
→「新生活への不安な気持ちと期待を、桜の花びらで表現しよう」
→桜の撮り方にストーリー性や個性が生まれ、オリジナリティが増す。
ここでなぜオリジナリティが増すのか?
- テーマが明確になると、「技術」が目的のための手段になり、自分なりの工夫が生まれる。
- 同じ被写体でもテーマ次第で、構図、露出、レンズ選び、色合いなどに差が生まれ、個性が際立つ。
以上より、1つテーマを決めて散歩をすることにしました。
- 帰り道の孤独
- 暮らしへの境界線
駅から住宅街へ向かう道と言うのは、大概車通りが多いもので静かとか寂しいとか、そういった感情が溢れなそうなものです。
しかし、遊んでいた友人と分かれて帰路につくときに湧き出る感情は、間違いなく孤独です。人が周りにいようとも、それは他人です。駅から家までの道に漂う冷たさというのは、孤独の作用だと考えます。
以上を今回のテーマとして撮影に臨みたいと思います。
撮影













振り返り
今回、「立川は散歩に丁度良い街並み」と題して散歩をし、「帰り道の孤独」や「暮らしへの境界線」というテーマを軸に撮影を行いました。
一見すると賑やかな街であり、駅周辺は人通りが多く活気に満ちています。しかし、そこから住宅街へ向かう道のりには、徐々に人の気配が薄れ、どこか冷たい空気感が漂っていることに気づきました。
撮影を通して特に印象に残ったのは、街の至るところに見受けられた落書きでした。駅の近くから住宅街へと進むにつれて、落書きの頻度が増え、郵便ポストや壁、フェンスなどの日常的な景色に無造作に刻まれていました。
この落書きは、日々多くの人が通り過ぎていく街並みのなかに取り残された孤独感を象徴しているかのようでした。そして住宅街に入るとパタリと落書きがやみ、まるで寂しさが失せたように感じました。
今回の撮影を通じて、「撮影技法」よりも「テーマ」を重視することで、自分が本当に伝えたかった街の表情や感情を、写真に反映できた気がします。
今後もテーマをしっかりと持つことを忘れず、撮影していきたいです。
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