皆様御機嫌よう、深夜が主食のCanChanです
とうとう怪異になっちまったか
朝顔と共に夏休み
おはようございます。
終わりを迎えるから夏休みは尊いのかもしれない。
そう悟ったのは中学生の辺りです。
中学生と小学生での生活とのギャップをなぜか夏休みで実感したのは私だけではないはず。
夏の終わりをひぐらしから摂取しています。
これは今も昔も変わりません。
夏の終わりがあるのであれば始まりもあります。
夏休みの始まりといえばそう、
大量の宿題
人によって頑張り度合いは変わるでしょうが、私は溜め込むとモチベーションが下がることとあまり集中力が続かないことから、毎日手をつけるようにしていました。
それをやるのは自宅ではありません。監視付き食事付きお出かけ付きの贅沢な環境です。
幼い頃、夏休みといえば決まって祖父母の家へ二週間ほど泊まりに行っていました。
小さな体に大きな荷物と朝顔を携えて、迎えの車が来るまで家の目の前でそわそわ。渋い顔つきの大きなボックスカーが信号機の向こう側から現れることが、夏休み本番の合図です。
朝顔というのは生命力の強いもので、水をやり忘れて葉っぱがカラカラになってしまっても水を与えてやればどうにか持ち直して、数日前の弱り具合が嘘のように青々と育ちます。それに加えて本当に手がかからない。蕾をしっかりと開花させては種をつけるため、次の年はその種を使って朝顔の育成を楽しんでいました。
そんな朝顔と宿題と着替えを持っていざ助手席に座り、数ヶ月ぶりの祖父と学校生活であった楽しいこと喋ったり、小川にカルガモの親子が帰ってきたこと聞いたりしながら、送迎されます。
家と広い庭
はい到着と同時に、
車から飛び降りて、庭へ向けて一直線に駆けます。
その間に確か祖父が荷物を家へ運び入れていました。
庭を飽くまで駆けずり回って、初めて見る『むし』がいたら棒で突っついて、祖母がコップいっぱいに注いだオレンジジュースを一気飲みして汗をたっぷりかきました。
それから祖父が、
「さんぽ、いくか?」
と私に聞いてきたので一も二もなく、握りしめていた棒を捨てて祖父の後を追います。
それから、坂を登り大きな公園と小さな公園を5つほど巡り歩いた後、登った坂とは坂から降って帰ります。
家が山に囲まれているため、公園を巡っているうちにぐるりと周りを回っていたようでした。
家につくと奥の方から祖母が現れ、
「風呂沸かしておいたから、早くお入り」
というので言われるがままに風呂場へ真っ直ぐ向かいます。そして脱衣室に入ってすぐそこにある鏡には、自分でも気がつかないほどはしゃいでいたことがわかる、汚れに汚れた私でした。
どうして頬をそこまで汚せるのか、才能を感じます。
まだ外が明るいうちに、自宅での入浴とは比べ物にならないほどゆっくり風呂に浸かり、水が噴き出る黄色い鳥のおもちゃを湯船に浮かせて、時間の流れをじんわりと覚えます。
満足いくまで風呂に入り、キャラクターもののパジャマに着替えたら、大きなテレビのある部屋でくつろぎます。
ごろごろどこまで転がって行ってとしても、誰に文句を言われることがありません。
わたしだけのせかいです。
夜ご飯
おもうがまま、暴虐の限りを尽くして『ピノ』の串をならべて遊びました。
そとはもう暗がりに満ちています。
やっと夜になりました。
わたしが夜になることを待ち望むと言えば、もうあれしかありません。
おじいちゃん、おばあちゃんちでの夜ご飯
それはもう豪勢なわけで、『好きなもの多し嫌いなのなし』な私ですから、天国に導かれた気分になるわけです。
おいしかったなぁ
- ねぎとろ
- とろろ
- おくら
- もろへいや
- 納豆
丼
それから卵豆腐。
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朝
ちゅんちゅん
・・・・・・
ぽーぽー、、ぽっぽー ぽーぽー、、ぽっぽー
いい風が吹いていますね。
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