やる気°
記事の経緯
写真撮影の世界では、撮ったそのままの写真も美しいものですが、RAW現像を通じて写真に個性を加えることができます。
よくハイライト部分を白飛びさせたファンシーな写真を撮影しているが、今回は銀残し加工を通じてシックな写真を楽しんでいきます。
撮影機材
銀残し加工とは
「銀残し加工」とはフィルムや印画紙での現像手法の一つです。
本来取り除くべき銀をあえて残すことで、この独特の効果を生み出します。
例えば、本来の彩度ではなく、ローキーで撮影した時のような陰っぽさが表れます。
それにより、写真全体の重厚さと落ち着いた雰囲気が強調されます。
ノスタルジックな写真になる
銀残し加工は、金属や道路などの質感を鮮明に表現するのに適しており、都会や商店街などのスナップ撮影にも有効です。
風景写真に用いると、よりノスタルジックな雰囲気を演出することができます。
写真編集を始めたい方や、写真に味を加えたい方は、銀残し加工を試してみると良いでしょう。手順自体は簡単なので、写真に新たな命を吹き込むことができます。
銀残し加工の方法【RAW現像】
フィルム写真での加工方法ではありますが、デジタル写真でも再現することができます。
RAW現像時に加工を施す方法
デジタルカメラで撮影した写真に銀残し加工を施す場合、Adobe Lightroomなどの写真編集ソフトウェアを使用することが一般的です。
基本的な露出や色の補正を行った後、彩度を下げて低彩度な落ち着いた雰囲気を作り出し、黒レベルを下げて全体的なトーンを落とし、コントラストを上げて写真にメリハリをつけます。
さらに、明瞭度を上げてエッジを効かせることで、銀残しの雰囲気に近づけますが、上げすぎると写真がギラギラしすぎてしまうため注意が必要です。
カメラ側で設定する方法
また、レタッチをせずに銀残しの雰囲気を出したい場合は、カメラ側の設定をいじることで銀残し風の写真を撮ることも可能です。
例えば、PENTAXのカラーイメージに「銀残し」、FUJIFILMのフィルムシミュレーションに「ETERNA ブリーチバイパス」が搭載されており、撮って出しで銀残しの雰囲気を表現することができます。
まとめ
写真は、撮影者の視点を表現する手段です。
RAW現像や銀残し加工を通じて、あなたの写真に独自の味わいを加えてみてください。
あなたの写真が、より印象的で感動的な作品になることを願っています。
それではごきげんよう、投稿者のCanChanでした。
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