[その1]日常をいまさらCCDセンサーで PENTAX K10D

日記
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この記事の話題
  • ユニクロ銀座の開店40周年キャンペーンに参加した話
  • 動物公園からの景色を楽しんだ話

撮影機材

2週間前に購入したPENTAX K10Dは明らかに私の生活を華やかにした。

どこへ行くにしても、小型のミラーレスカメラよりもこちらをバックに仕舞い込む。

ずんぐりしていて、重くて、バックの容積はK10Dが多くを占めることになるのは必然だ。後から他の持ち物を考えるしかない。その不便さすら愛おしい。

どうしてそんなにも私の心に刺さったのか。

ありとあらゆる使い方をして、PENTAX K10Dの魅力を解き明かしていきたい。

あえてCCDセンサーで白黒撮影

さて前日、ユニクロ銀座店に冬服を調達しに足を運んだのだが、このモノクロ写真は当時の写真である。

この日は11時に開店する予定だったのだが、30分以上前から長蛇の列がそこにあった。外国人が多い。なぜこんなにもユニクロが混んでいるのか公式サイトを調べるとすぐに判明した。

開店40周年だったらしく、その記念セール開始当日で大規模なセールが行われるという。あのヒートテックもかなりの安売りだったと記憶している。

私はそれらとは一切関係ない買い物の予定だった。なので気が滅入る一方で、何も良いことはなかった。欲しい冬用パンツもおいていなかったので、結局地元のユニクロに2軒目として訪れることになった。

ただし、ユニクロ銀座店など一部店舗では10000円以上の買い物でタンブラーを配布しており、そのキャンペーンに図らずも参加しており、質の良いタンブラーを獲得できたことは良しとする。ある意味、10000円のタンブラーだ。この記事を執筆している瞬間にも、コーヒーのために活用させてもらっている。

K10D|動物と紅葉を

家へ帰ってきた後、夕方までずいぶん時間が余った。そこで散歩へ出かけることにした。

行く当てもなく家を出て、歩きながら行く場所を考える。久しぶりに動物公園に行く。ここは景色が良いのでK10Dで良い画が撮れそうだ。

動物公園の近くにたどり着く。やたらカラスが群れており、何かの間違いで襲われるかびくびくしながら歩くことになった。このカラスは私を見てはいないようだったし、良いカラスだ。

後ろに目はついていないタイプの人間なので、鳴き声に恐れおののくしかない。見えるところにいないカラスは危険なので、そそくさとその場を通り抜けることにした。

だれもいない公園が好きな人間なのだが、これが好きな人は他にもいると信じている。

公園からではなく、別の場所から子供の声が聞こえてくると尚よい。

別に昔を回想しているのでもない。誰もいない公園は誰もいないからこそ、自由に使ってよいのだと思う。誰かがいると、眺めるのも自由にいかない。

私がおじいちゃんだったら和やかに眺めているただの爺になるのだろうが、今の私がやったらやたらごついカメラを下げた変な人にしかならないので、正直に言うと恥ずかしくなってくる。

カメラはいつまでも他人の目を気にするゲームになっている。私はいつこのゲームから解放されるのか。K10Dはあからさまにがっつり「カメラ!」なので、筋トレのようにカメラ散歩におけるバーベルだ。K10Dを常に持ち歩いていれば、小さいミラーレスカメラなどを常に持ち歩いて臆病にならずに撮影することなど造作もなくなるのだろう。

そんな事より、青がきれいだな。

空を撮りたい。ので、空を含めて写真を撮る。

階段を上っていると丁度良く、誰も登ってこないし降りてこないタイミングがあったので、満足のいく写真を撮る精神的余裕ができた。

余裕がないと私はよく「絞り」を調整することを忘れていつも開放のまま撮影してしまうのだ。これは本当に悪い癖だと思う。

割と遠景を撮ることが好きで景色を撮るためにカメラを始めたと言っても過言ではない。

したがって、シャッター速度を気にするようなタイミングは手振れを気にする時だけだ。必要なのは絞りのコントロールである。

ぼけっぼけの写真をあえて撮りたい事もあまりないし、そういう時は大体カフェにいる時なので、K10Dでそういうことはあまりやらない。チルト液晶であればやったかもしれない。これ以上は、「ミラーレスカメラを持っていけ」と小は大を兼ねる主義の内なる私がうるさいので考えないことにする。

そんなことを言いつつ、背景ボケを意識した撮影を行った。

落ち葉をよく見ることはあまりないので、全部ぼかすことで落ち葉の「絨毯感」を引き立てようとしたが、実際これで良かったのかは分からない。

この日は強い西日が差し込んでいたため、日向に出たらすぐにでもフレアが出そうだったため隠れるように日陰から撮影を行った。

とはいえ葉が黄色く色づいた景色も良いものなので外に出てみる。

何度も言いますが、澄んだ空を撮影したいときはK10Dに限るかもしれません。

言い過ぎました。ただカメラって言うのは宗教染みており、思い込みが全てなんです。明確な正解と言うのは時代や潮流によりますし、その人が好いと思ったものを使用するのが全てです。

シマウマが草を食んでいました。ちょうどおやつ時だったので、私から見たらおやつを食べているようシマウマです。

丁度良い高さの木が皿のようになっているおかげで、立ち姿がとても良いです。

こんなにもレッグラインを美しく見せたままおやつを食べる姿が他にあるのでしょうか。

厳かに頬を揺らす姿に惚れ込んでしまいました。

何かから隠れる何か。

モルモット達。

K10D|遠景と空を濃い色乗りで

そして目的の景色へ。

太陽を覆い隠すように一体に雲が広がっていました。遠くに見える山々の色が冬模様に変化しているのはよく見えます。

ホワイトバランスは6300Kほどで撮影しました。それに加えて、使用していたTakumar 55mm のレンズが黄変しているためかなり温かみのある写真に仕上がったと思います。

そして、遠景は絞れということががあるように絞って撮影すると、レンズの特性上カリカリにはなりませんが、メリハリのある画になったと思います。

滲みはないものの、やわらかさがある。

まぁ、ホワイトバランスがこうなったのは偶然ですが、偶然をモノにできたのはとてもうれしいです。

こういう写真が好きなんですよね。でも次の写真の方がもっと好きです。

白飛びは嫌いです。しかし黒潰れは好きです。

これは好みです。黒潰れを承知でローキーの写真を撮影すると、思ったよりもそのまま使える写真が出てくるのは、黒い方がシルエット感が強まり、情報量を絞ることができるからでしょう。

と言うより、私は空を撮りたいので、空の色やディティールが失われてしまう白飛びを極端に嫌っているから、黒潰れを選択します。その副産物として黒いシルエットの良さに気が付いたのは偶然の賜物です。

色々と試していてよかったと思います。

私は絵が描けないし、作品作りをする努力を今まで怠ってきましたが、写真だけは素直に好きを伝える道具として一生愛せる気がします。

冬の始まり。

まだまだ、私の中の完璧にたどり着いていません。

今冬はよく出かけよく学び、愛するものからやってきてくれるように努力しよう。

CanChanでした。

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