どうも皆さんこんにちは
観光と言えばおなじみのCanChanです
先日、横浜観光に行ってまいりました。
中華街で遊ぶ前にとある博物館に行ってきました。
それはこの記事のタイトルにもある氷川丸です。
博物館船の氷川丸にて、昭和時代の豪奢な生活というものを勉強してきた話になります。
横浜観光と言えば氷川丸
氷川丸は2016年に重要文化財に指定された貨客船です
開館時間 | 10:00~17:00 |
休刊日 | 月曜日(祝日の場合は開館、翌平日休館)/臨時休刊日 |
入館料 | 一般:300円 小中高生:100円 |
交通 | 元町・中華街駅から徒歩3分 |
氷川丸は1920年の欧米で行われていた大型客船の建造ラッシュに対抗して、日本でも優秀な大型客船を建造しようという声が上がり、1930年に竣工した当時の最新鋭の船です。
竣工後はシアトル航路で航海していました。
戦時中は回文特設病院船として従事し、3回も触雷しましたが沈没を逃れ、1953年にシアトル線路に復帰しました。
1960年には第一線を退き、1961年より山下公園前に係留保存され多くの人に親しまれてきました。
そして2006年に一度閉館し大規模な改装を加えて、2008年から今に至るまで「日本郵船氷川丸」として博物館船の役割を果たしています。
ちなみに氷川丸は、【戦前より唯一現存する日本の貨客船】であり、戦前の豪華とは如何なるものなのか、実際に見て勉強することができます。
ここでチケットを購入し、中を見学することになります。
入館料は想像以上に安く、一般はなんと300円。
今氷川丸の記事を書いているのですが、実はかなりこのパンフレットに頼っています。
パンフレット片手に記憶を遡り、もう一度脳内で観光していきます。
昭和の豪華とは
通路は狭いです。
船に客船としての能力を持たせているのですから、ぎゅうぎゅう詰めなのは当たり前ではありますが、天井の配管までむき出しなのは整備のしやすさも視野に入れた構造だからでしょうか。
時々、当時の消火栓を目にしつつ奥へ向かうとまるい小窓を見つけました。
誰か、昔の人はこの小窓から広い海を見て物思いにふけったりしていたのでしょうか。
スーツを着込みながら一人で遠くを眺めるのはあこがれる。
ここを後にしてずんずんと進んでいくとありました。
一等食堂です。
一等客船の食事や給仕を想像できるほど知識はありませんが、豪華さは分かる。
詰めに詰めて客室を詰め込んでいるのは、こういうスペースだけはゆとりを持たせるためでしょう。
プライドの高い人にとって、ここには欲しいものに強い興味がわき、手に入れる快感があるのでしょうか。
やたら広い階段。
よくこんなにもゆとりのある階段に仕立てたものです。
その表れに曲線を意識するデザインとなっており、平坦な道のりよりも明らかに胸が揺れ動かされます。
煙を燻らせながら、手すりに手を添えて、上から淡々と登場してみたいものです。
ここは一等読書室。
通路を部屋にしたようなスペースで、よく言えば落ち着きがあり、悪く言えば窮屈な空間です。
しかし読書には窮屈さによる籠った空気が必要なのです。
高い金を払って乗船したというのに、読書で時間を溶かすというのは果たしてどれだけ豪華な生活なのでしょうか。
庶民には分かりたくもない勿体なさです。
まとめ
氷川丸には昭和初期の欧米化する生活様式のなかで、日本式の豪華さが編み出されていった光景が現存していました
波乱万丈の歴史を歩んだ氷川丸。
横浜観光の一部にしてはもったいないくらいの時間を過ごすことができました。
今度、これだけを目的にもう一度足を運びたいと思います。
歴史とともにある、CanChanでした。
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